Tetsuya Kumazaki

WOODY PORTFOLIO

ヒッチハイクに終止符を。

2018/08/04 AM10:00

東京でのインターンが終わり、僕は八王子の友人の家を出た。

「体に気をつけて頑張れよ」
友人なりの気を遣ってくれた笑顔に少し僕は幸せを感じた。

近くの交差点で1度目のヒッチハイクを開始。
とにかく暑い。暑すぎ。太陽は空高い位置にある。
そんな中でも日陰はあるものだ。
電信棒の影に体を隠して、スケッチブックを掲げて1時間程経つと、1台目の車が泊まった。

夜勤明けだという女性の方だった。
オーストラリアに4年間住まれていたという事で、海外の話が印象的だった。

*1台目の女性の方

八王子インターチェンジの近くにあるセブンイレブンに降ろしてもらい、とにかく暑かったため、スイカバーを食べたが、チョコの部分が喉の渇きを潤す邪魔をしていた。
(これはガリガリ君にすべきやった。。。)

太陽はさらに上に登っており、影がなかった。

されど必ず電信棒はあるのだ。
今回も1時間程経つと、お兄さん3人組の車がスケッチブックを掲げている僕をスマホで撮りながら止まった。

これから別の車のメンバーと談合坂SAで集合するという。

僕は東北に行きたいと伝え、談合坂は山梨県へ向かう進路だったため、乗るのを躊躇していた。

お兄さんは、巡り合わせだし、山梨いくところと東北行くところの間で降りようといっていた。はずだ。

はずだ。というのはここで意見の統一ができていなかったためだ。
お兄さんはとにかく乗せてくれたが、談合坂までにSAはなく、東北への合流はなかった。

普段からヒッチハイクで、ノリで進んだ際に失敗したことはなかった。
ヒッチハイクに慣れ、油断していた。。。

結局、逆サイドのSAへ行く手もなく、途中降りることも無かったため、富士急へ着いた。

時速100キロで逆走し、富士急についたという話はネタになるとその時は事の重さに気づいていなかった。

とはいえ、お兄さん達はとても面白く、人が良かった。
乗せてもらえたことに感謝である。
この失敗で、ノリも大事だけど、ある程度の確認は怠ってはならないと学んだ。

*面白いお兄さん達

富士急の大きな駐車場で早速スケッチブックを掲げていた。時刻は14:30頃だった。

すると、大きな水滴が手に落ちた。
空を見ると、僕の目にも水滴が落ち、かなり痛かった。勢いよく降り出した。

木の影で初めは耐えれたが、ついにバックパックにカッパをし、自分は傘をささなければヒッチハイクできなくなった。

雨が止むまで2時間ほど、傘をさしながらひたすら駐車場で待っていた。

雨が降り、富士急から帰る人は増え、車通りが増えたのは良かったが、止まることはなかった。。。

雨が上がり、そこからさらに待ったが、18時を過ぎていた。

Googleマップで何度も青森と検索した。
800キロくらいあった。高速を使っても10時間以上余裕でかかる距離だ。
不意に名古屋をタップするとその3分の1くらいだった。

今回はやばいわ。。。きつ。

とにかく何か食おうと思い、近くのガストまで歩いて、母からもらった食券があったので、それで夕食を済ませた。。助かった。。

山梨の夜は肌寒かった。

今日一日やりきってダメなら帰ろうかなと何度も思いながら、関東と書いたスケッチブックを掲げた。

30分ほど待つと、お兄さんが神奈川まで行くよと声をかけて下さった。

駐車場では何時間も止まらなかったのに、不思議だと思ったが、あ、遊園地でみんなエキサイトしてるからもう刺激いらんのだわ。と思った、、、

お兄さんに海老名SAまで乗せてもらい、東京に近づいた。

*優しかったお兄さん

その後、海老名で2、3時間ヒッチハイクをしたが、ダメだった。

その日は海老名SAで泊まることにした。

ある程度時間を潰すために、動画編集をした。こんなに疲れた日は酎ハイでも飲んで外の椅子でもカクンッと寝付けるようにするしかない!!そう思い、酎ハイを探したが、そもそもSAにあるわけなかった(笑)

そんなこんなで3時間程寝て、朝を迎えた。

朝から疲れが溜まり、ねぶた祭りに間に合うかどうか際どく、焦っていたし、物凄くシャワーを浴びたかった。

朝食を済ませ、外に立ったが、暑すぎるため、中のトイレの前で東北もしくは宇都宮と書いたスケッチブックを持って立っていた。

やはり、首都高を抜けて埼玉や栃木へ行く人は少ないのだろう。まったく手ごたえがないまま時間だけがすぎ、焦りがました。
それに比例するように疲れを感じるようになった。

乗せてくれる方のハードルを下げるために、次のSAまでと書き換え、それを持って椅子に座って待つことにした。

うとうととしているとお兄さん乗ってく?とおじさんが声をかけてくださった。

海老名の次のSAはトラックの運ちゃんが止まったりするとのことで、移動した。

*海老名からお世話になったおじさん

次のSAでもすぐにヒッチハイクを始めたが、東北の壁を感じずにはいられなかった。

東名から東北行く人おるんか、、、

いつのまにかお昼になり、不安だった。

途中、乗せれなくてごめんとお茶を下さる方がいたり、話しかけてくれる人が沢山いて、凄く元気をもらったし、幸せを感じた。

こりゃあねぶたよりええもんに違いない。

*頂いたお茶

今回は何故こんなにヒッチハイクが上手く行かないのか。ねぶた祭りに間に合わないとしたら何故青森に行くのか。

これは僕にヒッチハイクはもういいよというサインかもしれないと思った。
言い訳になるかもと思ったが、ねぶた祭りに間に合わなければ昨日のヒッチハイクがよく分からないものになる。

東京へ戻り、青春18切符で行こう。

そう思った。

東京とスケッチブックの字を書き換え、待つとすぐに乗せて下さる方々に出逢った。

とにかく、東京までは無事に戻ることができた。

*東京まで乗せて下さった方々

渋谷駅で切符を買い、08/05は仙台まで行くことができた。

電車は途中、寝れるし、時間通りに行くから便利だ。

だが、手はかかるし、時間も食うが、たくさんの感情や人に出逢うヒッチハイクが少し恋しくなる。

ただ、高速を使ってヒッチハイクで目的地に着くことと電車で行くことはあまり感動へのプロセスに差はないと思う。

1番感動するのは、下道をヒッチハイクして、いろんな景色や地元の話を聞きながら、目的地へ行くことだ。

旅をする時に、時間を節約することは本来避けた方が良いと思う。

厄介なほど感動するし、感じる事ができる。

そんなことを思いながら、今はねぶた祭りへ向かっている。。。

青春18切符は時間はかかるし、乗り換えもたくさんあるが、一本が大体長い時間乗るので、パソコンいじったり、本読んだり、寝たり、景色楽しんだり、魅力的な部分はある。

ヒッチハイクをする理由の1つとして、現地の人に観光地を教えてもらったり、そのままそこへ連れてってもらったりしたいってのがあった。

でも、ふと駅にある観光のチラシ?雑誌?を手に取るとここ行きたいなってのはすぐ見つかるし、交通情報も書いてある。

電車旅も悪くないと思った瞬間が福島駅での思い出だ。

今日はカプセルホテルで休み、明日早くから移動を開始。
そして、そのまま夜はねぶた祭りに突入だ。
明日は泊まるところないはずなので、どうなることやら。。。

しかも雨が降っている可能性大、、、笑
もうここまで来たら俺持っているわある意味。

とにかくいろいろ学んでる旅だなあ。。。

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